ご予約・お問い合わせはTEL.0572-26-9852
〒507-0032 岐阜県多治見市大日町21 大日ビル3号
このページでは,どのようにして,私が,財産分与の対象となる財産を見落とさず,そして,時間も短縮して計算できるようになったかをお話しします。
これから説明する「ある方法」を使うことで,
あなたはもう
膨大な情報に振り回されて遠回りをしたり,
何をどういう順番で学べばよいかと頭を悩ませたり,
あるいは,どれだけ勉強すれば,弁護士を付けないで交渉できそうか?と悩むことなく,
財産分与を計算するときの正しい知識で,
有利に計算できる方法を,最短で使いこなすことができるでしょう。
この方法を使えるようになるために特別な方法や才能は必要ありませんし,もちろん,あなたが弁護士と同じだけの勉強をする必要もありません。
約束しますが,これは誰でもできるシンプルな方法です。
この方法は,私がやってきただけでなく,他の弁護士,裁判官も,「当たり前」のように実践しているやり方を基にしています。
本格的な交渉が始まる前はもちろん,ある程度交渉が進んでから,または,離婚調停になってからでもずっと使えるので,この方法はあなたの離婚手続きを後々まで助けてくれるでしょう。
さらに,ほとんどの人はこの方法を知らないので,この方法を使えば,あなたは,相手方とは大きく差を付けることにもなるでしょう。
もし,あなたが最短で,正しい知識による,有利な財産分与の計算方法を知りたいと思うのであれば,とても有用なことなので,どうか最後まで読んで下さい。
弁護士の木下貴子です。
このページをご覧になっている方はもうご存じかもしれませんが,私の経営する多治見ききょう法律事務所は,離婚を中心的に取り扱っている事務所です。
しかし……
実を言いますと,私たちは,これまで,財産分与について,十分なサービスを提供できていませんでした。
私の事務所は,離婚に重点を置いて充実したサービス提供をしているのですが,財産分与についていえば,サービス向上が遅れていたのです。
ここで,弁護士の法律相談の場面をイメージして下さい。
弁護士の法律相談は,30分間で税込5500円程度が相場です。
ところが,財産分与でお悩みの方の場合,ご相談いただいても,30分程度でご夫婦の財産に関する情報を整理することは無理です。
財産に関しては,ご相談者も,一度帰って調査してみなければわからない……ということが多かったのです。
そのため,時間とお金を費やして繰り返し法律相談にお越しいただいても,なかなか答えにたどり着かないということも多くありました。
あなたも,弁護士に相談したけれど,
ということはないでしょうか?
私の事務所には,「財産分与の計算方法」について,繰り返しご相談に来られる方も多いのです。
その結果,時間とお金を無駄に使っているケースもあるでしょう。
それは,とてももったいないことだと思います。
財産分与に関する様々な情報をもらっても,整理できずにかえって混乱してしまって,何が重要なのか,何から手を付けて良いのか,迷ってしまうと思います。
では,財産分与を計算する上で,何が必要でしょうか?
それは,思っているほど多くのことではないのです。
財産分与を有利に計算するために,重点的にみるべきことは,これからご説明するたった4つのことなのです。
では,その4つとは何でしょうか?
その4つを知っていただく前に,知っていただかなければならない大事なルールがあります。
それは,「2分の1ルール」です。
現在の裁判所では,離婚の財産分与は「2分の1ルール」が原則です。
「結婚から別居までに蓄えた財産」を,名義に関係なく,夫婦で2分の1ずつ均等に分け合って清算します。
その2分の1ルールの中で,あなたの財産分与を有利にするためには,財産を精査して,次の4つのことを行うことが必要です。
①あなたの財産のうち,「結婚から別居までに蓄えた財産」以外を除外する。
②あなたのマイナスの財産,つまり借金を,見落とさず,拾いあげて,財産の合計額を減らす。
この2つをすることで,あなたは,自分が分与する必要の無い財産を分与することを防ぐことができます。
③配偶者の財産を確実に拾いあげる。
④配偶者名義の借金のうち,関係ないものを除外する。
この残り2つをすることで,あなたは,本来であればもっと財産分与を請求することができる場合に,請求する金額を低く見積もってしまうことを防ぐことができます。
実は,弁護士がやっていることも,この4つの作業なのです。
大げさではなく,この4つさえしっかり押さえることができれば,財産分与で大きな損をしてしまうことを防ぐことはできるのです。
あとは,この4つをそれぞれ,どのようにうまくできるか,ミス無くできるか,ということだけなのです。
この4つを中心に考えれば財産分与を効率的に計算することができます。
なぜなら,財産分与の対象となる財産は様々なものがありますが,財産分与の計算を進めるときは,それぞれの財産についてこの4つのどれかが間違っていないか,をチェックしているに過ぎないからです。
この4つを中心に考えると,頭がすっきりと整理されて,どの財産をどのように計算すべきなのか,が明確になるのです。
つまり,財産分与の計算のポイントを体系的に整理して理解することができるのです。
そして,財産分与の4大要素を知ったら,もう1つやっておくべき重要なステップがあります。
これは,とても重要です。
これをしなければ,せっかく財産分与の4大要素がわかっても,効果が半減してしまいます。
反対に,これをすると,相手方との協議や調停での話合いが,確実に早くなるでしょう。
ですので,必ずやってほしいと思います。
それは
…
…
実際に計算してみる,ということです。
あなたは,財産分与の計算方法で重要な4つのことを知り,計算方法を学びました。
しかし,それだけでは,あなたの事案で,どのような財産分与の金額を請求できるのか,どのような財産分与の金額を請求されるのか,具体的な金額がわからないのです。
実際に計算してみれば,財産分与の金額がわかるようになります。4つのことを正しく行ってどの程度有利にできるのか,どのくらい違うのかがわかるようになります。
ですから,必ず,実際に計算をしてみてください。
この作業は弁護士だけではできません。
なぜなら,あなたと相手方名義の財産が何があるのかはご本人であるあなたにしかわからないからです。そのため,時間の限られた法律相談の中で,もれなく拾い上げ,具体的な計算までするには限界があるのです。
弁護士が,実際に,離婚協議や離婚調停の「代理人」になった場合は,どのようなことしているのでしょうか。
弁護士は,「代理人」としてご依頼をいただいたときには,時間をかけて情報を整理します。
そして,ご依頼者にしかわからないことは,ご依頼者に確認を求めて,正しい情報を得ていきます。
時間をかけて,弁護士が聞き取りをし,財産を拾い上げます。
その上で,「具体的に」財産分与の金額を計算し,いくらの金額の財産を請求できるのか,請求されるのかを予測しますので,効率的に財産分与の話合いができるのです。
つまり,弁護士は,依頼を受けたときには,4つのことをチェックした上で,具体的に計算をしているのです。
しかし,この場合には,少なくとも数十万円の弁護士費用をいただくことになります。
今まで,私も「代理人」として依頼を受けた場合には,個別に頭を悩ませ,計算をしてきました。
その作業は,時間もかかり,労力のいる仕事でした……。
また,「システム化」していなかったために,確認をし忘れ,後に追加して調査確認をお願いすることもありました。
そこで,もっと簡単に,ミスなく,わかりやすく計算するための「システム」を作れたら,私自身も助かると思いました。
そこで作ったのが,今回ご紹介する「財産分与攻略ノート」です。
この「ノート」は,確定申告書を書く場合をイメージして作りました。
あなたは,所得税の確定申告書を書いたことがあるでしょうか?
所得税の確定申告のために,税務署は,申告書の用紙と,確定申告の手引きを用意してくれています。
申告書には,どの数字を合計すれば良いか,足し引きすれば良いかが書かれています。手引きには,詳しい手順や計算方法が書かれています。
つまり,頭を悩ませなくとも,手引きと申告書用紙にしたがって順番に金額を入れていけば,所得税の額が分かるようになっているのです。
一方で,申告書の用紙や,確定申告の手引きのない状態で,税金の金額を計算することを想像してください。
何をどの順番で計算していけば,所得税の金額が出せるのか迷うことになるでしょう。
そのため,何から手を付けていいのか分からず,とても時間と手間がかかることでしょう。
計算を間違う可能性も高いでしょう。
何もない状態で財産分与の計算をするというのは,これに近いことです。
話を戻しましょう。
私は,この財産分与攻略ノートを作り,ノートにあてはめることで,確定申告書の記入をするように,簡単に,かつ記載事項を漏らすことなく,計算することができるようになりました。
弁護士が個別の事案で,毎回頭を使って計算していることをシステム化して,それほど個別に頭を悩ませなくとも,簡単に計算できるようにした一覧表となったのです。
つまり,この「財産分与攻略ノート」には,あなたが財産分与を計算して,有利に進めるために必要十分なことが書かれているのです。
この「財産分与攻略ノート」は,余計な情報に振り回されたり,何をどのような順番ですれば良いかと頭を悩ますことなく,短期間で効率的かつ効果的に財産分与について有利な主張をすることができるためのものです。
この計算方法は,シンプルに当てはめられるようになっているので,各財産の項目ごとに,順番にやっていけば最後までやり通すことができます。
例えば,
にもぴったりな「支援ノート」です。
また,財産分与だけが争いであるけれども,数十万円もする弁護士費用を支払うのは,割に合わない,という場合にも使いやすい「支援ノート」です。
「財産分与攻略ノート」に書かれているのは,一部の弁護士だけが知っている秘密のテクニックとか,知っているだけで財産分与の金額を10倍にできるといったものではありません。
そもそも,そんなものはないと・・あなたも気付いていると思います。
そういう,まやかしなものではなく,地味だけれども,本当に効果のある方法を実践してほしいと思います。
この「財産分与攻略ノート」は,実践で効果のある本物の方法を知りたいと真剣に考えている人のものです。
財産分与を有利にするための簡単な方法はありません。
しかし,このノートでは,それをできる限り簡単に,そして短時間で効率的に実現できるように真剣に取り組みました。
なので,もしあなたが,真剣に効果のある財産分与の計算方法を知りたいと思うのであれば,この「支援ノート」は,あなたにとって,最高のものになるでしょう。
私の知る限り,今のところ,他の弁護士のサービスでは,財産分与の計算方法をここまで具体的にかつ,効果的に計算できるような方法は伝えられていないと思います。
この計算方法は,最初にお話ししたとおり,決して難しいものではなく,弁護士にはとても基礎的なものですが,実は,一般の方にはまだ知られていることが少ないため,この基礎的なことを知っておくだけで,これを知らない人との間には大きな差を付けることになるものなのです。
財産分与攻略ノートは,「本編」と「住宅不動産及び住宅ローン編」の2冊組となっています。
財産分与攻略ノート本編(PDF)
多治見ききょう法律事務所編
全41ページ
本編は,財産と負債の種類ごとに,項目分けされています。
財産・負債は,20種類に分類されています。
その20種類が,さらに,あなたのものと,配偶者のものに分かれます。
あなたは,あなたと配偶者の財産・負債全体を20×2の40個に分け,順番に確認していくことで,ある種類の財産を丸々拾い忘れるような大失敗を防ぐことができるでしょう。
各財産・負債の項目では,あなたの作業を支援し,見落としを防ぐためのチェックポイントが書かれています。
また,配偶者がその種の財産を持っているのかどうか全くわからないというときに,見つけ出すために行う作業手順も書かれています。
これにより,あなたは,財産の見落としを防ぐことができるでしょう。
例として,「民間年金保険」のページをご紹介しましょう。
まず最初に,財産分与でどのように扱われるかの,簡単な解説が書かれています。
あなたは,この解説を読むことで,その財産が,離婚調停・離婚裁判の財産分与でどのように扱われるのか,どのように金額評価されているのか,を知ることができるでしょう。
次に,あなたが,自分の財産を記入し,計算をする欄があります。
チェックポイントに気をつけながら,財産を記入していくことで,あなたは,自分の財産がいくらあるのか,そのうち,「結婚から別居までに蓄えた財産」ではないものとして除外できるものがいくらあるのか,を把握することができるでしょう。
「結婚から別居までに蓄えた財産」以外の除外忘れを防ぐためのチェックポイントが書かれています。
チェックポイントに沿って確認していくことで,あなたは,除外忘れのミスを防ぐことができるでしょう。
また,ここでは,通常の計算方法とは異なる有利な計算方法や主張方法がある場合には,そのアドバイスも書かれています。必ず通るという保証はありませんが,裁判官に判断してもらったときに通る可能性のあるものに絞って書かれています。
あなたは,交渉で,自分に有利な計算方法・主張方法を使って,通常の計算方法よりも財産分与の結果が有利になることをめざしていけるでしょう。
自分の財産の次には,相手(配偶者)の財産を記入し,計算をする欄があります。
チェックポイントに気をつけながら,財産を記入していくことで,あなたは,相手(配偶者)の財産がいくらあるのか,そのうち,「結婚から別居までに蓄えた財産」ではないものとして除外されてしまうものがいくらあるのか,を把握することができるでしょう。
配偶者の財産の拾い忘れを防ぐためのチェックポイントが記載されています。チェックポイントに沿って確認していくことで,あなたは,財産の拾い忘れのミスを防ぐことができるでしょう。
また,ここでも,通常の計算方法とは異なる有利な計算方法や主張方法がある場合には,そのアドバイスも記載されています。
あなたは,交渉で,自分に有利な計算方法・主張方法を使って,通常の計算方法よりも財産分与の結果が有利になることをめざしていけるでしょう。
この「民間年金保険」の項目にはありませんが,財産によっては,「見つけ方」の項目があります。
そこには,相手の財産の見つけ方のコツがある場合に,そのアドバイスが書かれています。
あなたが,そのアドバイスにしたがって相手の隠れていた財産を見つけることができれば,財産分与は確実に有利になるでしょう。
負債(借金)については,自分のものを見つけ出し,相手(配偶者)のものから「結婚から別居までに蓄えた財産」でないものを除外するという点で,プラスの資産とは逆の形の手順が書かれています。
そして,財産を集計して,財産分与の額が計算できる総括表のページもあります。次のページは,総括表の1ページ目です。
集計して計算することによって,あなたの事案で,どのような財産分与の金額を請求できるのか,どのような財産分与の金額を請求されるのか,具体的な金額を知ることができるでしょう。
財産分与攻略ノート別冊
住宅不動産及び住宅ローン編(PDF)
多治見ききょう法律事務所編
全59ページ
住宅不動産と住宅ローンは,計算が複雑ですので,別冊となっています。
住宅ローンの残っている場合を中心とした別冊ノートになっています。
別冊の住宅不動産及び住宅ローン編では,まず,事例を挙げ,計算例の解説が書かれています。
そして,考えられる複数の計算方法と,その計算結果が書かれています。
あなたは,具体的な事例に基づいた解説を読むことにより,どのような計算方法があって,どのような計算結果になるかを知ることができるでしょう。
それぞれの計算方法については,基となる考え方や,長所・短所も解説されていますので,あなたは,自分に有利な計算方法の基となる考え方や長所を覚えたりメモしたりしておくことで,その計算方法に正当性があることを説明できるようになるでしょう。
あなたの配偶者が別の計算方法を主張してきたときには,その計算方法の短所を指摘して反論することができるようになるでしょう。
自分の場合にあてはめて計算できるよう,記入用計算表のページもあります。次のページは,計算表の1ページ目です。
計算表で計算することにより,あなたは,自分にとって有利な計算方法と不利な計算方法のそれぞれの結果を知ることができるでしょう。
この住宅ローン及び財産分与編は,わかりやすさを優先して作られています。
異なる事例で,同じ解説をすることになって,解説が重複することが多くあり,ページ数が多くなっています。ご了承の上,ご利用ください。
この「財産分与攻略ノート」は,24,800円(税込27,280円)です。
本編,住宅不動産及び住宅ローン編のうちの1冊のみをご購入いただくこともできます。1冊価格は14,800円(税込16,280円)です。
本編,住宅不動産及び住宅ローン編のいずれも,PDFファイルをメール送信する方法でのご提供となります。
財産分与攻略ノートに書式「財産目録ひな形」をセットした「財産分与攻略&目録セット」もご用意しています。単品価格合計28,780円(税込31,658円別)のところ,お得なセット価格26,800円(税込29,480円)となっています。
(本編,住宅不動産及び住宅ローン編のうちの1冊と組み合わせるときは16,800円(税込18,480円))
必要ソフト:MicrosoftExcel
財産分与攻略ノートで計算した結果を,この「財産目録」の表に整理して示すことで,自分と相手(配偶者)名義の財産がどれだけあるのか,財産分与の対象となる共有財産の総額がいくらとなるのか,その差額はいくらとなるのかを,分かりやすく伝えられるようになります。
MicrosoftExcel用の財産目録のひな形の書式です。
離婚調停や財産分与調停で,財産分与を請求する場合,財産分与を請求されている場合には,必須の書式と言えます。
メール添付によるご提供となります。