多治見ききょう法律事務所は岐阜県多治見市・土岐市・瑞浪市・恵那市・中津川市・可児市・美濃加茂市の中小企業・家庭の法律問題を重点的に取扱っています

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裁判所HPより詳しい離婚調停解説

  • 離婚調停はどんなときに利用できますか?
  • 離婚調停は何ヶ月ぐらいかかりますか?
  • 離婚調停にかかる費用はいくらですか?
  • 離婚調停はどのように進むのですか?
  • 離婚調停では弁護士を依頼した方がいいですか?
  • 弁護士に頼むといくらかかりますか?
  • 離婚調停申立書はどのように書くのですか?
  • 離婚調停にはどんな服装で行けばいいですか?
  • 離婚調停では,何をしたらいいのですか?
  • 離婚調停の呼出状が届いたけどどうしたら?
  • 離婚調停で気をつけることはありますか?

とのご相談がよくあります。
弁護士に頼まず離婚調停をされるご相談者が多くいらっしゃいますので,そのお役に立てるように……
「裁判所HPより詳しい離婚調停解説」連載(全25回)です!
(多治見ききょう法律事務所所長 弁護士 木下貴子)

裁判所HPより詳しい離婚調停解説の著者情報

著者:木下貴子

略歴

1997年(平成9年)
司法試験合格
2000年(平成12年)
弁護士登録(岐阜県弁護士会)
2010年(平成22年)
多治見ききょう法律事務所開設

裁判所HPより詳しい離婚調停解説の活用方法

全25回の連載完結後も,各回の記事を随時改訂しています。また,読者の皆様からご質問の多かった点や,連載完結後の新たな動きをふまえた追加解説として,番外編・補遺などの新ページも作成しました。
詳しい解説となっていて完読には時間がかかりますから,自由な方法でご活用いただいてかまいません。

令和元年12月からYouTube動画配信も始めましたので,ご覧ください。

連載を順番に読む方法

連載は,離婚調停手続きの順序で,時系列順に並べています。
そのため,全25回の連載を最初から順番に読んでいただけば,離婚調停手続きの最初から終わりまでの流れを詳しく理解することができます。

気になる項目の書かれたページを読む方法

このページには,連載目次と連載ダイジェストを用意し,連載各回のページへのリンクを張ってあります。
これらを用いて,特に気になっている項目が書かれたページを選んで読むことにより,その項目についての知識とスキルを身に着けることができます。

無料アドバイスブックの併用

連載第1回「離婚調停とは?離婚調停の準備手順・費用・場所・開催時間」では,無料でダウンロードできる「離婚調停での具体的な話し方アドバイスブック」のご案内もしています。
併せてご活用いただくことにより,更に確実なスキルを身に着けていただくことができます。

裁判所HPより詳しい離婚調停解説目次

裁判所HPより詳しい離婚調停解説ダイジェスト

第1回 離婚調停とは?離婚調停の準備手順・費用・場所・開催時間

離婚調停は,家庭裁判所の本庁・支部・出張所で行われます。段階毎の必要な準備を理解して進めていくことが大切です。申立てをするときに,申立て手数料1200円を収入印紙を貼り付ける方法で納めることになり,その他に,切手代,必要書類の取得費用がかかります。弁護士に依頼をすると,弁護士費用もかかることになります。

第2回 離婚したい人が離婚調停をすべきタイミング

調停前置主義と言って,離婚裁判の前に,離婚調停をしなければならないことになっています。
(1)直接話合いができないとき,(2)話合いを何度かしたが,離婚したくない,と言われているとき,(3)離婚の条件が合わないときに,離婚調停をお勧めします。
離婚調停をする前に別居をする方が多いです。

第3回 離婚調停手続にかかる期間は?どんな場合に長期化するのか?

離婚調停の期間には,(1)当事者・調停委員などの日程調整の都合,(2)争点の多さ,(3)離婚することや親権者の争いの有無が,影響します。
「平均的パターン」は,弁護士の実感としても,統計上も,離婚調停申立てから4〜5ヶ月で,約半数の人が離婚に至り,約半数が離婚できずに終わるというものです。

第4回 離婚調停申立をする管轄裁判所の確認

離婚調停申立ができる裁判所は,(1)相手方の住所地を管轄する家庭裁判所,(2)申立人と相手方が合意で定める家庭裁判所です。
相手との合意なく自分の住所に近い家庭裁判所で手続をしたいとき,「自庁処理の上申書」を提出すると,裁判所は,「事件を処理するために特に必要があると認める」と判断した場合のみ,取り扱ってくれます。
相手方の住所地を管轄する家庭裁判所は,裁判所のホームページなどで確認しましょう。

第5回 離婚調停を弁護士に頼むべきか?そのメリットと弁護士費用

離婚調停で弁護士を依頼すると,有利に離婚調停手続きを運ぶことができる,取り返しのつかない失敗を防げるなどのメリットがあります。
他方,デメリットとして,弁護士費用がかかることがあります。弁護士費用を,相手方に請求することはできません。
離婚調停依頼の形態,弁護士費用の額,弁護士費用の定めを読み解くポイントについても解説しています。

第6回 離婚調停で年金分割請求をするか?請求した方が良いのか?

年金分割制度には2種類があり,離婚調停のときにする年金分割は,合意分割制度のものです。そのため,年金分割を求めることができる場合とできない場合があります。
年金分割ができるときは,年金分割も請求しておくことが一般的です。
年金分割を求めたときに年金がどれぐらい増えるかも概算して,知っておきましょう。

第7回 婚姻費用分担請求調停を離婚調停と同時に申立てるか?

離婚ができるまでの生活のため,離婚調停の申立てと同時に,生活費(婚姻費用)を請求する調停の申立てをした方が良い場合があります。
同時申立てのメリットとデメリットを紹介していますので,これらを比較してご検討ください。
子どもと一緒に暮らしていれば,児童手当だけは,婚姻費用の調停をしなくても確保する方法があります。

第8回 離婚調停申立に必要な戸籍・年金情報・印紙・切手の準備法

離婚調停申立をするには,戸籍謄本(全部事項証明書),収入印紙,切手を,裁判所以外のところで取得しなければなりません。
戸籍謄本は,本籍地の市役所から取り寄せることになります。
切手の内訳は裁判所で確認してください。
年金分割の請求をするときには,年金事務所で手続きをして,年金分割のための情報通知書を取得しなければなりません。

第9回 離婚調停申立書の書式・用紙を入手する方法

離婚調停申立書本体の書式は全国共通ですが,付属書類は裁判所により異なっています。
家庭裁判所に行ってもらってくる,ホームページからダウンロードするなどの方法により,手に入れます。
付属書類の書式は,裁判所ウェブサイトからダウンロードできる場合と,できない場合があります。

第10回 失敗しない離婚調停申立書・付属書類の書き方

離婚調停申立書に書いた希望より不利な解決になることはあっても有利な解決になることはありません。また,離婚調停申立書が離婚裁判のときの証拠として残ります。順に,記載すべき事項を確認しながら,注意して記載しましょう。
付属書類も重要です。必要なことを分かりやすく簡潔に記載しましょう。

第11回 離婚調停申立書の提出方法

離婚調停申立書は,郵送か裁判所への持参で提出します。
必要部数を間違えないようにしましょう。収入印紙は申立書に貼り付けて,切手はばらばらにならないよう封筒に入れます。
持参するときは,持参する時間帯に注意しましょう。
必ず手元にコピーを残しましょう。ファイリングして,離婚調停期日に持参できるようにしておくと良いでしょう。

第12回 第1回調停期日の決まり方

裁判所に離婚調停申立書を提出すると,裁判所からの連絡を待つことになります。
裁判所では,事件番号を付け,担当裁判官を決め,担当する調停委員を決め,第1回調停期日を決めるという作業がなされています。
第1回調停期日を決めると,裁判所は,申立人と相手方の双方に,事件番号と第1回調停期日が記載された呼び出し状を,普通郵便で送付します。

第13回 離婚調停呼び出し状が届いたときの対処法-欠席してよいか?

離婚調停を申し立てられた相手方には,呼び出し状(調停期日通知書),申立書の写し,意見や事情の照会書が届きます。
相手方には,調停期日の出席と,照会書の照会事項への回答が求められます。
無視して照会事項に回答せず離婚調停期日に欠席すると様々な不利益があります。
弁護士に頼むかどうかを検討し,自分で照会事項に回答するときには不利にならないよう注意して回答しましょう。

第14回 第1回離婚調停期日までの準備,調停期日の持ち物・服装

離婚調停に臨むにあたっては,調停委員に対して的確な話をし,相手が示す条件に適切な対応ができるよう,頭の準備が必要です。
離婚調停の持ち物も確認し,準備しましょう。
必要なときは,同行者や,子どもの預け先も手配します。
服装や裁判所への行き方も確認しておきましょう。

第15回 離婚調停期日の流れと関係者-誰とどんな部屋で何をするか?

離婚調停の第1回期日に家庭裁判所庁舎に到着したところからの流れをご説明します。
書記官室で受付をし,控え室で待機します。その後,調停室で双方立会手続説明があり,申立人と相手方が交代で調停室に入って話をすることになります。
離婚調停に関与する各種の裁判所職員(裁判官,調停委員,書記官,調査官)の立場・役割も理解しておきましょう。

第16回 離婚調停はいつどのような形で終わるのか?

離婚調停には,離婚成立以外にも,離婚しない形の調停成立,調停不成立,取下げなどいろいろな終わり方があります。
希望通りの解決(終わり方)が得られないときには,次善の解決をめざさなければなりませんので,次善の解決方法(終わり方)を知っておくことが必要となります。

第17回 離婚調停で調停委員と話すときに意識しておきたいこと

離婚調停では,配偶者に直接話をせず,調停委員に対して話をします。(1)調停委員に相手を説得する気になってもらうため,(2)手続きを充実した有意義なものとするため,(3)不成立後の手続きに適切につなげるためには,話す上で意識しておくべき点があります。

第18回 離婚調停時の離婚理由の良い説明方法-総論・モラハラ

調停委員に相手を説得してもらうためには,離婚したい理由を調停委員に説明して,理解してもらうことが必要です。
離婚したい理由により,説明の難易に差があります。
モラハラは,説明が難しいものであり,実際の具体的な場面を,夫婦げんかとは異なるモラハラの特徴的要素をふまえて説明する必要があります。

第19回 離婚理由説明法-セックスレス・メシマズ・家族との折り合い

セックスレス,メシマズ(料理が下手)・家事をしない,家族・親戚との折り合いが悪いという場合も,離婚したい理由の説明は難しいものになります。
離婚理由毎に説明すべき事項が異なりますので,説明すべき事項を理解した上で説明しましょう。

第20回 離婚調停で相手が離婚を拒否しているときの対処法

相手方が離婚を拒否しているときには,離婚を拒否する本当の理由が何か,裁判で離婚が認められるかどうかの2つの視点から対策を立てます。
まずは,相手方の性格,調停前のやりとり,調停委員から知らされた相手方の言い分を基に,相手が離婚を拒否する本当の理由を把握しましょう。

第21回 離婚調停で子供の親権を取りたいときになすべきこと

裁判所が親権を決定する際の評価基準は「子供の幸せ」です。子供の親権を取りたいときには,自分が養育すると相手が養育するよりも子供が幸せになることを説明します。
自信をもって説明できるよう自己分析を行いましょう。さらに,親権者の義務を認識し,自分の都合・感情より子供の幸せを重視した行動が伴うと,説得力があります。

第22回 離婚調停で慰謝料・財産分与に争いがあるときの対処法

財産分与に争いがあるときは,(1)相手名義の財産を明らかにすること,(2)自分名義の財産の内,結婚前からのもの,相続・贈与により得たものを明らかにすることに重点を置くべきです。
慰謝料に争いがあるとき,離婚裁判とは異なり,離婚調停では精神的苦痛の賠償以外の要素が関係することを理解して,対処することが必要となります。

第23回 離婚調停成立時の注意点

離婚調停が成立するときには,合意内容を調停条項としてとりまとめ,裁判官・書記官立会の上で,その確認がなされます。
調停条項の効力の程度,合意の対象外の事項を理解した上で,役所に離婚の届出がしやすい条項になっているか,合意内容が守ってもらいやすい条項になっているかを見極めて,合意するようにしましょう。
調停成立後は,調停調書の交付の申請をしましょう。

第24回 離婚調停成立後の手続きと期限

離婚調停が成立すると,届出義務者となった側が,10日以内に,必要書類を揃えて市町村役場に届出をしなければなりません。
年金分割の調停条項も,年金事務所で2年以内(死亡すると短縮)に手続きをしなければ,年金分割の効力が生じません。
婚姻中の氏(苗字)を使い続けたいときは,3ヶ月以内に市町村役場に婚氏続称の届をします。子の氏を変更したいときは,家庭裁判所で子の氏の変更許可を受けて市町村役場に届出ます。
健康保険・年金の手続きなどが必要となることもあります。

第25回(終) 私木下貴子が離婚調停業務にかける思い

離婚調停は話合いで離婚問題を解決できる最後の砦であり,その離婚調停に共通する不安・悩みを解消したいという思いで,連載を続けてきました。
文章で伝えられることには,どうしても限界があります。離婚調停を進めるにあたっては,適切なタイミングに,弁護士に相談することもお勧めします。

番外編 離婚調停を早く解決するために必要なこと

離婚調停を早く解決するためには,多くの場合,弁護士を付けることが有効です。しかし,弁護士を代理人としない方が適切な事例もあります。
また,弁護士による調停の進め方に問題ある事例も指摘されています。弁護士に依頼するときには,適切な対応を心がけている弁護士を選ぶと良いでしょう。

番外編 離婚調停で離婚したくない場合の対処法

離婚調停で離婚を拒否したい,離婚を回避して夫婦関係を修復したいときの対策のポイントは,(1)相手(申立人である夫,妻)の視点に立つこと,(2)調停委員が納得・共感できる言動をすること,(3)裁判で離婚が認められるかどうか検討して方針を決めることの3つです。離婚したくない場合に弁護士に依頼するときには,離婚希望の場合と異なる注意点があります。

番外編 復縁・夫婦関係修復したい人の離婚調停対処法

離婚調停を申し立てられたが復縁したい,夫婦関係を修復したいというときには,離婚調停を話合いの機会と考え,話し方や行動を工夫することが必要です。離婚調停の間に復縁ができている夫婦は2〜3%です。
弁護士に依頼するときには,復縁の希望に寄り添ってくれて,熱心に取り組んでくれる弁護士を選びましょう。

補遺 親ガイダンスに行くべきか-講義内容と受講の必要性

平成30年10月から東京家庭裁判所で親ガイダンスが始まりました。離婚調停で,子供のいる方を対象としたプログラムです。親ガイダンスは,実施していない家庭裁判所もあり,形態も様々です。受講にメリットがありますので,活用しましょう。ただ,DV被害者への配慮が不十分なプログラムもあるので,DV被害者の方は裁判所に受講の適否を相談すると良いでしょう。

動画解説「弁護士が解説する離婚調停の流れ」

第1回 裁判所に着いたらどうする?

第2回 待合室ってどんなところ?

第3回 調停室はどんなところ?

第4回(終) 待ち時間の注意点

離婚問題は多治見ききょう法律事務所へご相談ください

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弁護士
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