離婚相談のご相談者の声

「なつ」さん（仮名）

１．離婚を考えたとき，どんな不安がありましたか

何が不安かも分からないくらい，全てにおいて不安でした。
たぶん何をしたらよいか，どんなことが起こるか，全てが「未知」だったからだと思います。
あとは，決め切れていなかったからだと思います。
離婚するかしないか，まだ悩んでいる最中は，落ち込み，泣き，不安に足が止まり，何も考えられないし，何も行動に移せない時でした。
もちろん相手に対しての情もありましたし，子どもたちのことを考えると本当にこれが最良なのか，傷付けたりしないか，周りからどう言われるか，今まで作り上げてきたものを失う怖さもありました。

２．その不安をどのようにして解消していきましたか。

いろんなタイプの方がいらっしゃいますので，
わたしの場合は，

①人に相談した
感情的になるとどっぷり自分の感情に浸ってしまうので，第三者的（冷静）になるために，いろんな年代の，夫婦関係が良好な方，そうでない方，いろんな方からお話を伺いました。
②感情も吐き出し，それを受け入れた
もともと我慢しがちな性格だったり，正しさを求める性質で，能力開発も10年近く学んでいたため，ネガティブ感情を持つ自分をどこか責めていましたが，人との出会いにより，自分でしか自分を癒せないことを受け入れ，どんな感情でもまずは吐き出すことをしました。
感情を吐き出しきると，今度は冷静な自分が出てきて，そこから，「本当にどうしたいか」を考えたとき，行動に移りました。
③分からないことを明確にする
①②を経て，怖いのは「知らないから」ということが分かり，ネットや市役所，そして友達の紹介から木下先生に繋がり，木下先生に相談したりしました。
ただ市役所では離婚する前には詳しいことは教えてもらえず，ネットでも用語が難しく理解しにくかったり，他に何をしてよいのか，どんな制度があるのか，知っていて問い合わせをするのは教えていただけるのですが，知らないままだと，知らずに終わる制度が多いことも，木下先生に相談して分かりました。

３．多治見ききょう法律事務所を利用して，どの点が良かったと思いますか？

女性であり，同じ母であり，気持ちに寄り添ってくださったことが一番の安心でした。
他の法律事務所でも相談させていただいたのですが，仕方ないですねで終わっていた内容が，木下先生は最後までどうにかできないか一緒に考えてくだり，金銭面が不安で弁護士は立てず自分だけで調停をしておりましたが，全てが相手側に有利な条件で調停証書が作られる状態でした。
でも，木下先生から年金分割のことを教えていただき，唯一そこで１つ大きな権利を申し出し受理されたことが，本当に嬉しかったです。

４．離婚後の生活はどうですか？

経済的にまだまだ安定はしませんが，とにかく全てが感謝に変わりました。
スイッチを押せば電気が点くこと，ひねればガスが点くこと，水がでること・・・
日々当たり前と思っていたことが，当たり前ではないんだと思い，この生活をずっと家族のために維持し続けてくれていた元主人に感謝です。
子どもたちは小さいながらにもチームとなり，自ら出来ることを考えて，率先してお手伝いをしてくれるようになりました。
疲れ果てて帰ると，子どもなりに一生懸命たたんである洗濯物を見ると，それだけでありがたいなと思います。
兄弟も助け合ってくれていますし，離れて暮らしている両親，友達，近所，元主人も，家族みたいにみんなで子育てしてくれています。
テストの点数が悪くても，まずは元気でいてくれたらいいと思えるようになりましたし，なるべく一緒に食卓を囲めるよう意識するようになりました。
一人で何でもやろうとしていましたが，人の力を借りること，できないと言うことができるようになりました。

５．今，離婚を考えている，不安に思っている方に，先輩として何かアドバイスを一言お願いします。

まずは準備が必要だと思います。
日常生活の基本資金がいくらかかるのか。国の制度，市の制度が何があるのか。
そして，何より今から経済自立できるように，収入の口（キャッシュポイント）を１つではなく２つ以上持つことが必要だと思います。
シングルマザーだからこそ，そうならなかったとしても，賢い女性が家庭を守るからこそ，万が一を考えて，精神的，経済的，時間的，健康的，知識的な準備が必要だと感じます。
お勧めの本は21世紀のビジネスです。
そして何より大切なのが人脈です。
私も子どもたちもたくさんの人に助けられています。
両親はもちろん，仲間が精神的にも具体的にも助けてくれています。
どんな人と繋がるか本当に大切だと実感しています。

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