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「メモを取りたいので,今の言葉を,もう一度ゆっくり言ってください。」
私が離婚相談を受けていると,ご相談者が,突然,メモを取り始める場面があります。
その場面とは・・・
その説明をする前に,まず,自己紹介をさせてください。
私の名前は木下貴子です。
弁護士歴23年。
岐阜県多治見市で多治見ききょう法律事務所という事務所を経営しています。
離婚を中心に取り扱っており,これまでの離婚相談件数は1000件を超えました。
東京から,繰り返し,新幹線・在来線を乗り継いで離婚相談にいらっしゃるご相談者もいます。
離婚のご相談中,ご相談者の側から話をストップしてまでメモを取ろうとされる場面はほとんどありません。
ところが,
「離婚調停で,具体的どのように話したらいいのですか」というご質問にお答えしたときです。
「例えば,〜〜と話したらいいんじゃないでしょうか」
とお答えします。
そうすると,ご相談者が,
「メモを取りたいので,今の言葉を,もう一度ゆっくり言ってください」
と,一字一句そのままにメモを取り始めるのです。
離婚調停でいつも調停委員に話している私は,自然と,話し方が口から出てきます。
話し方を暗記しているわけではありません。アドリブです。
それでも,ご相談者のみなさんは,その言葉をそのまま離婚調停で使いたいと感じられるようです。
私が,「どうしてメモを取りたいのですか? 」と尋ねると,次のような答えが返ってきます。
こうした言葉を聞いて,私が離婚調停の途中から代理人となったときの場面を思い出しました。
自分で離婚調停を始めた方から,
ということで,途中からご依頼を受けることがあります。
私は,ご依頼者本人と一緒に調停室に入ります。
ご本人の話を調停委員が「ぽかん」と聞いていると感じるときに,私がひと言説明を加えます。
そうすると,調停委員が,うんうんと頷きながら「なるほど,確かにそうですね」と聞いてくれる場面があります。
ご依頼者は,それを見て言います。
「先生が話すと全然調停委員の態度が違う……」と。
こういう場面を経験すると,離婚調停では話し方が大事なのだと実感します。
離婚調停の当事者は,交代に調停室に入り,調停委員に対して話をします。
調停委員は,最初は,夫婦のことを全く知りません。
そんな調停委員に,言葉を使って話をして,夫婦の事情を伝えなければなりません。
などの問題について,言葉で,自分の考えを伝える必要があります。
たとえば,親権の争いについて,
夫側にとって有利なA,B,Cという3個の事実があるとします。
妻側にとって有利なD,Eという2個の事実があるとします。
事実の数3対2で夫側が勝ちということにはなりません。
事実それぞれに重要性の程度があるからです。
A,B,Cがそれぞれ2点の重要性,
Dが10点,Eが1点の重要性だとします。
夫は2+2+2=6点
妻は10+1=11点
ですから,妻側が有利になりうる状況です。
ただ,これで有利不利が決まるわけではありません。
「調停委員に伝えてはじめて点数になる」と考えてください。
妻側が,重要なDを話し忘れたり,Dの事実の伝え方が下手で3点程度にしか伝わらなかったりしたらどうなるでしょう?
夫側がうまくA,B,Cを伝えきったとき,夫側が有利になるのです。
そして,妻側の戦略としては,11点をめざすよりも,Eの事実を捨てて,Dの事実の説明だけに全力を尽くし,10点を取るという方が良いことがあります。
話すことの選択も大事です。
離婚調停の経験の多い弁護士は,
何に重点をおくと有利になるかを知っています。
どのように話をしたら説得的な説明になるのかも知っています。
こうした知識・経験を生かし戦略的に話をします。
だからこそ,説得的に調停委員に伝わります。
離婚相談でアドバイスする「具体的な話し方」も,知識・経験を生かした戦略的な話し方です。
ご相談者も,私のアドバイスした「具体的な話し方」が説得的であることに気づき,わざわざメモを取りたくなるのでしょう。
経験豊富な弁護士がアドバイスした「具体的な話し方」をそのまま離婚調停で使うというのは,自分で考えた言葉を使うよりも確実な方法と言えるでしょう。
もちろん,離婚事案に詳しい弁護士に頼み,しっかりと時間を取って打合せをして,一緒に離婚調停に臨めば,弁護士が代わりに話をしてくれます。
しかし,弁護士に頼むまでの費用が用意できないという方がいらっしゃいます。
離婚調停に行く時間は作るのがやっとで,弁護士との打合せ時間を作れないという方もいらっしゃいます。
また,どの弁護士に頼んだらよいのかよくわからないという方もいらっしゃいます。
良い弁護士が見つかっても,依頼を受けてもらえないということもあります。
私の場合,大阪,東北などからも離婚調停を依頼したというありがたい言葉をいただくのですが,毎回遠くまで出向くような日程調整が難しく,お断りしているのが実情です。
離婚調停に慣れた弁護士に頼まない場合は,自分で話をすることになります。
それでも,できるだけ離婚弁護士のような説得的な話し方ができると良いと思います。
そのために弁護士に相談してアドバイスを受けるというのも一つの方法です。
ただ,ひとくくりに弁護士といっても,取扱分野はさまざまです。
会社の社長をしている方が,息子の離婚を会社の顧問弁護士に頼んだけれど,離婚については詳しくないようだから,ぜひ先生の話を聞きたいと,私の事務所にご相談に来られた上,具体的な話し方のメモを取っていかれたこともありました。
そこで,できるだけ多くの方に,離婚を中心に取り扱っている私の具体的な話し方をお届けしたいと思い,離婚調停での具体的な話し方をアドバイスブックにして,お分けすることにしました。
まずは,あなたにとって本当に使えるものかどうか,
養育費の金額についての話し方アドバイスブック「説得力アップブック養育費編1(金額)」を無料で試してみてください。
離婚調停の話し方アドバイスブック
「説得力アップブック養育費編1(金額)」
著者
弁護士 木下貴子
平成12年弁護士登録(弁護士歴23年)
多治見ききょう法律事務所所長
岐阜県弁護士会所属
このアドバイスブックでは,弁護士木下貴子のこれまでの経験から,実際によくある事例を基にして,養育費の請求額を説得的に話す場合の「具体的な話し方」を示しています。
離婚調停では,その具体的な話し方を,あなたの場合にアレンジして話すだけでいいのです。
また,離婚調停の経験の中で,よく使われる「言い分」を,離婚調停で重視される順序に並べています。重要性が高いことから順に話すことで,説明の重みが増します。
この方法で,どれほど簡単に離婚調停で話せるようになるか試してみてください。
この「説得力アップブック」を利用するメリットは,簡単に話せるというだけではありません。
お申し込みいただきますと,ご記入のメールアドレスに宛てて,アドバイスブック「説得力アップブック養育費編1(金額)」(PDFファイル)がダウンロードできるURLを記載したメールを送信いたします。
ダウンロードした「説得力アップブック」を離婚調停で使ってください。
そして,
を実感してください。
下のフォームでお申し込みください。
メールアドレスと,名前(姓・苗字)を入力して,ボタンをクリックするだけです。
お申し込みいただきますと,ご記入のメールアドレスに宛てて,離婚調停の話し方アドバイスブック「説得力アップブック養育費編1(金額)」(PDFファイル)がダウンロードできるURLを記載したメールを送信いたします。
無料ダウンロードをお申し込みいただいた方には,有益な情報を,メールにてお届けします。(もちろん,不要な場合は,いつでも解除できます。)
多治見ききょう法律事務所プライバシーポリシーをご確認いただき,次のフォームにて,お申し込みください。
女性の方から
とても参考になる事ばかりで「あ〜このように話したら良い」と納得し,具体的例もあるのでわかりやすく,惜しげもないアドバイス内容が書かれていてとても助かり,勉強になりました。
(法テラスで法的扶助を利用して相談をしたのですが先生のアドバイスの方が良かった(笑))
1回目の調停では話し方の順番に気をつけ,離婚をしたいという気持ちの内容,冷静に言葉を選びながら調停委員に話をしました。
先生が書かれていた「社会的に正しく・・」「子どもを守りたい」「離婚後の人生を子どもと共に充実した時間を過ごしたい」という言葉は調停委員の方に心に響いていただいたようで,夫に離婚に向けて話を進めてくれることになりました。
女性の方から
私のような素人では,調停をうまく進めようと思えば思うほど,気持ちが空回りし,感情を表にだしてしまいがちだと思います。
〜中略〜
お教え頂いた「話す内容・話し方」また,「考え方」等参考にさせて頂ける内容のものでした。
ありがとうございます。
女性の方から
口下手な私にとってとても参考になりました。
なんでしょうか…全て読み終わった後,すごく強い意志を持つ事が出来ました!
言い回しを自分なりに変えながら上手く伝えられる様に何度も何度も読み返しています。
〜中略〜
資料に書かれていた事を参考に実践してみたいと思います。
また,その結果はご報告致します。
ありがとうございました。
女性の方から
貴子先生感謝です。早く先生を存じ上げていたらと。
女性の方から
とても参考になります。調停が○月○旬にあります。
〜中略〜
子どもが小さいから頑張ってきますね。
話がうまくできるように練習して先生の教えてくださったようにやってみます。
また当日もどうだったか調停員さんの反応とか報告させていただきます。
女性の方から
「説得力アップシート養育費編1(金額)」(注:現在の「説得力アップブック養育費編1(金額)」)を無料にてダウンロードさせて頂き大変助かり,又,感謝しています。
言い方の例や,なぜこう話すと良いか?など,とてもわかりやすいです。
又,毎日配信頂いているメールはとてもわかりやすく勉強になります。
実際,離婚に直面すると養育費の算定金額の低さや,お金が無いと言って逃げたもの勝ちな事を痛感しました。
私はこれから,調停の場で話をする事となるのですが,「全く自分を知らない人にどのように話をすれば伝わるのか?」と,悩んでいました。
〜中略〜
木下先生より教えて頂いた話のテクニックは,「なるほど!」とどれもわかりやすいです。
調停の場で,調停員の方に話に興味を持って頂き,少しでも多く養育費や慰謝料の金額を決めて頂けるよう,木下先生のマニュアルや,メールを参考に勉強をして,頑張ります。
木下先生のHPに出会って救われました。
ありがとうございます。
女性の方から
養育費編9ページがアッと言う間でした。具体的な言い方がとてもわかりやすく,実際に調停員さんの前でも自分の言葉で言えそうです!
その後の色々な場面を想定した参考例もありがとうございました。
女性の方から
木下先生
興味深く拝読しております。
養育費は,息子を育てていくのに不可欠です。
少しでも,一円でも多く,とりたいです。
夫は(中略)養育費を減らそうとしてきました。
〜中略〜
先生のメールは大変参考になり,また,勇気,自信が持てます。ありがとうございます。
女性の方から
色々な言い回しがあることに気付かせてもらい,とても為になっています。
ありがとうございました!
男性の方から
最初はどうしてよいのか分からず,ネットや書籍を調べ調停で優位に進める方法を探していたところ木下先生にヒットしました。
とても分かりやすく隅々まで読ませて頂き参考にさせていただきました。
その結果,調停員の方々は私の言い分が正しいとおっしゃって頂き,肩入れするぐらい妻を説得するにいたりました。
ただ,妻はまだ離婚の意思が強く暫く考えるとの結果で不成立に終わりました。
しかし,木下先生のおかげで調停員の方には言いたいことが伝わり同情までして頂けました。
木下先生が私の近県なら確実に二回目の調停のアドバイスを受けにご相談させてもらいたいです。
女性の方から
実は先生の「説得力アップシート養育費編1(金額)」(注:現在の「説得力アップブック養育費編1(金額)」)のダウンロードをしたのは,(中略)調停に向かう電車の中でした。
先方(旦那)は代理人弁護士さんとくるとのことでしたが,私は一人でも挑みました。
今までも○歳の息子が眠ってから離婚調停について勉強をしてきたつもりではありましたが,不安からか電車内でスマホでも少しでも知識を頭にいれようと調べていたところ先生のホームページにたどり着き,DLをさせていただきました。
緊張とプレッシャーに押しつぶされそうでしたが,先生のシートを読んだ時,私にはこのシートがあるから大丈夫だとすごくリラックスできました。
落ち着いて冷静に調停委員の方ともお話することができました。
本当にありがとうございます。
調停自体はまだまだ続きそうですが,頑張ります!
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ご記入のメールアドレスに宛てて,離婚調停の話し方アドバイスブック「説得力アップブック養育費編1(金額)」(PDFファイル)がダウンロードできるURLを記載したメールを送信いたします。
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